防災カフェ「ペットの防災~地震が起きた!その時ペットは?~」 を開催しました!
2019年12月30日
実施報告
令和元年12月22日(日)に、講師にNPO法人ANICE理事長の平井潤子先生をお招きして、防災カフェを実施しました。
災害時に多様な避難者に配慮したペットの同行避難を行うために取り組むべきことと、飼い主が平時から必要な備えについて理解することを目的として、災害時の避難所に関する実態などについて学ぶ「講話」と、ペットの同行避難に関する理解を深めるための「ワークショップ」の2部構成で実施しました。
「講話」では、過去の災害における避難所での動物飼育の事例について、生じた課題や取り組みを踏まえてお話しいただくとともに、ペットを飼っている方、また避難所運営に携わっている方双方の立場から、それぞれが配慮しながら、日頃から備えを進めることの重要性をお話していただきました。
「ワークショップ」では、NPO法人ANICEが開発した、「スターターキット」を活用して、実在する避難所を例に、同行避難時に必要な取り組みと配慮すべき事項について検討し、参加者が避難所運営の立場から、様々な立場の同行避難者が避難所に来る状況下でどのような対応が必要かについてグループごとに検討しました。
検討後の講評では、スターターキットなど事前の仕組みづくりの重要性、一緒に避難生活を送るペットを守るための飼い主力、防災力の向上の必要性などについて、解説いただきました。
参加者の方からは「ペットを飼っている者として、災害が起きた時にどうすれば良いのかを、もう一度振り返り考える機会を作ることができました。」や「自分で普段からしっかり準備することの必要性を感じました。」といった意見が挙げられるなど、ペットの防災対策について考える機会となりました。